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l採取した時、真っ直な竹も、乾燥すると、節の所から、屈折してきます、殆どの竹材は、節の付け根から屈折してきます。 |
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竹材の矯正は、尺八作りに於いて、特に重要な製作ポイントです。矯正の、出来、不出来で、その尺八の、価値に大きな差が生じます、まずこの、曲がりを、矯正しなければ、なりませんが、竹は弾力性があり、かなり強度に曲げることが出来ますが、放せば又すぐ原型に戻ります、そのため曲たまま固定するには次の方法をとります |
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曲げたい部分を火にあぶります、表皮面に油がにじみ出るまで十分加熱し、手早く曲げて冷水や、湿布で急に冷やせば硬直して、元に戻りません、熱を加える場所は曲げたいところ一カ所です、加熱するとその部分は柔らかくなり、曲げやすくなります、焦がさない様に遠火で回しながら加熱します、その時間は4分位が目安で、曲げに適する時間は一瞬ですので、時を逸すると、硬くなって失敗します
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曲げたい部分を、コンロや炭火で、表皮面に油がにじみ出るまで十分加熱し焦がさないよう、竹を回しながら、遠火で、4分ぐらい竹の芯まで、熱を、通します、 |
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加熱した竹は、熱が冷めないうちに、矯め直し機にセットし、曲げの方向角度を決めて、素早く矯正してください、矯正した箇所は、力を緩めると、すぐ元に戻ってしまいますから、冷水や、冷湿布で急に冷やせば硬直して、元に戻りません、曲げに要する時間は、とても短かく、時期を逃すと、曲げが、固定されず、冷やしても、元に戻ってしまいます。矯正した箇所はさらに、十分冷水で、完全に冷まします、熱が冷めないうちに、素早く、矯正するのがコツです。
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