**調律と音作り その-1**
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節の移動 条件と効果
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ここでは私なりに、考えた調律のポイントを整理したいと思います。
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**********尺八の長さと手孔はどんな計算で決められるのか**********
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管尻部の開孔補正
この事について説明する為には、管楽器に於ける音の波形と振動数について理解する必要があります
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管楽器では、管内の「空気柱」の振動波長の様子は図に示すように
閉管では4分の1波長
開管では2分の1波長
この様に、閉管と開管では音源として生み出される波長が異なります
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以下手孔穴の位置を決めた数式です
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以下、このようにして計算された、数字をまとめると下図となります。
1尺8寸管以外については、各音律の周波数に基づいて、同じように、計算する事が出来ます ただし、節の移動補正B、手孔穴補正Y、の部分は、先に述べている様に、それぞれ、条件によって変わって来ますので、BrとYの変数には注意が必要です。 古い書物に、尺八の全長から手孔の寸法を割り出す手法に十割法と言う方法がありましたこれまでの説明で、その決め方に無理があると言う事もお解りいただいたと思います。 |