上に示すグラフは、尺八の長さに対する、筒音(ロ音)の周波数を表します、線上のポイント部分は等律管の各サイズの位置です、
ただし、同じ長さの尺八でも、そのときの、気温によって、周波数の値は変化します、その理由は
気温の変化で、音が空気中に伝わる速度が変わってしまうからです、
v=332+0.6t v=音の速さ t=気温
周波数=音の速さ÷振幅 振幅=尺八の長さで決まる定数
この式から、気温が上がると、周波数も高くなることが、お解りかと思います、この事から調律には、寒い所や極端に暑い所では、正確な
周波数を計ることが出来なくなります、一般的には気温20度位で、英音名のA音の周波数440Hz(コンサートピッチでは442Hz)
位で調律する様です、
ただし、尺八の調律に於いては、管の内部の温度が、重要になりますので、調律する前に、竹を十分吹き込んで、内部の温度が一定になる
よう落ち着かせます、
調律率器を使って、周波数を計って見ましょう
調律器具には色々なものが、ありますが、購入の際、下に示した機能があるか、確認してください
|